|
3月恒例で、今回で20回目と なる石田誠さんの個展。 今年は23(土)からはじまります。
石田さんは愛媛県松山市で制作を されています。昨年工房を新しく 建てられたと伺い、先日久しぶりに 訪問をさせていただきました。 (お会いするのも4年ぶり)
無垢板の外壁に、木枠の大きな ガラス戸が入口になっていた工房。目に飛び込んできた瞬間に「すてきぃ!」と叫んでいた店主。せせらぎが心地良く響く山あいにあり、これから周囲は新緑に包まれるそうです。
木のいい香がし(新築の証)、天井が高く、柱も無いつくりの広々とした空間でした。(キャッチボールもできそうなくらい)プラス、壁で隔てた在庫部屋に、ロフト付の書庫らしき小部屋もあり。
石田さんの定番品となるハットボウルやリム皿各種の石膏型等が収まっていた棚。工房の新しさを際立たせているのは、使い込まれた道具や機具でしょう。
新旧2機の電気窯には、素焼きを終えたばかりの器がぎっしり詰まっており、それを取り出す作業を見せていただきました。
最上段にあったのは4.5寸になるリム皿。石田さんのリム皿には#1~#4まで4種があり。こちらは#2のタイプになるようです。
出したものをさげ板にのせ移動。慣れた様子で担ぎますが(陶芸家は皆)、『足元気をつけて!』と、見ている方がハラハラします。花器は他の形もあるようです。
素焼きを終え、施釉を待つ品々。マグカップは定番のlowと新作となるhiの2種。ピッチャー、ハットボウルの各サイズにリムボウル、そして飯碗も並んでいました。 「うまく焼けるといいな」と呟かれていた石田さん。店頭に並ぶまでにこの後の工程はまだまだあり。窯に委ねる部分もあり。店主も祈って待ちます。
出来上がっていたお品の一部です。蓋物は深めになっていました。
鉄製の茶釜をストーブにのせ湯を沸かしていた石田さん。「まろやかになっています」と、湯呑に注いでくれました。白湯のおもてなし、初めてです…(珈琲や麦茶もいただいてます) 石田さんは会うとその時のマイブームをおしえて下さいます。今は俳句だそうです(流石松山育ち)。日記の様に日々の心情をスマホに綴っている(縦書きで)ようです。石田さんの穏やかな眼差しが自然に伝わってくるものでした。
砥部の磁器土を使った、石田さん ならではの形と色合いの器は、何気ない毎日に、さり気なくいつもあり、食卓を優しい空気感に包んでくれるものです。 23(土)-4/7(日)《31~3日は休業》 [ 石田誠 器展 ] 開催*23(土)の初日には石田さんが 在店して下さいますので、 どうぞお話をしにいらして下さい。 オンラインショップでの販売は、4/3(水)午後5時からとなります。 H.worksのオンラインショップはこちら
今後の予定 22(金)は展覧会準備の為休業 21(木)までは常設営業です。充実の店内となっておりますので、どうぞお出かけ下さい。常設も個展も、皆様のお越しをお待ちしております。
|
東京・立川市の器店 H.works http://www.h-works04.com
by h-works04
|