[うつわ直し643]の三重野景子さん
に開催していただいた金継ぎ教室は、
展覧会[小さな器とごはん茶碗]の
会期中のことでした。
遅くなりましたが、そのご報告を。
(月)と(土)のコースがありました。
全2回で1コース。なので先生は
4回ここへいらして下さったのでした。
生徒さんがお持ちになった器の状態
は様々で(複雑な割れの物もあり)、
まずはそれぞれの診断をし、
1つ1つに応じたやり方をレクチャー。
とても丁寧な指導をして下さいます。
↑中央の方が三重野さん。
本漆を使った直しではないので、
漆に被れる店主も参加させて
いただきます。
直したい器はたくさんあり。
その中から、比較的破損の小さな
ものを選びます。まずは…
直し方も変わる、
ヒビ、欠け、割れの3種です。
1回目は、ヒビやパーツの接着、
パーツの無い所のパテうめなど、
形の修復でした。固まり次第、
余分な部分を削る作業に。
ヒビの入る縁には、楔のようにパテ
でも補強します。
接着面をよく乾かした1週間後に、
2回目の教室。新うるしを塗り、
金粉や銀粉を蒔く作業です。
うるしを含ませた筆で引く線が
どーしてもひょろひょろに・・・
金粉と銀粉を合わせるとやわらかな
色合になる伺い、店主のはその
ハーフ&ハーフにしてみました。
教室では金粉や銀粉を蒔いたところ
で修了。それを洗い落すのは数日後
なので、直した部分が浮き上がる
ところは見られなかったのですが、
途中経過を見る限り、皆さん綺麗な
繕いをされていました。
どなたも笑顔で終えられていましたし、
充実の2日間だったとは思います。
また使えるようになる喜びは大きい!
三重野さんは定期的に教室を開催
されていますので、ご興味のある方は、
[うつわ直し643]のinstagramをご覧に
なってみて下さい。
@643_utsuwa当店での開催も、
今後お願するかもしれませんが、
その時はまたお知らせさせていただきます。
さて営業は、
今日明日が常設で、
16(金)は展覧会準備の為
お休みです。
17(土)-12/2(日)は、
当店で5回目となる、
小林慎二さんの漆展開催です。
詳細はこちらをご覧下さい初日2日目と
小林さんが在店して
下さいますので、小林さんにも
会いにどうぞいらして下さい。
皆様のお越しをお待ちしております!